映像クリエイターとして独立するときに導入した『Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K(以後BMPCC4K)』。
現在は、2つのレンズを使いわけて撮影しています。
そこで今回は、BMPCC4Kで使用しているレンズを2つご紹介していきます。
BMPCC4Kのマウント
出典:Amazon
BMPCC4Kのレンズマウントは、MFT(マイクロフォーサーズ)マウントです。
マイクロフォーサーズといえば、パナソニックやオリンパスのカメラマウントとして有名ですね。
安価で購入できるのが特徴のマウントです。
Voightlander NOKTON 25mm F0.95
COSINA(コシナ)から発売されている、マイクロフォーサーズ用のマニュアルレンズです。
ちょうどBMPCC4Kを購入したタイミングで、お世話になっている映像仲間の方から譲り受けたファーストレンズです。
どんなレンズなのか、見ていきましょう!
Voightlander NOKTON 25mm F0.95のスペック
焦点距離 | 25mm |
最大絞り | F0.95- |
フォーカス | マニュアル |
最短撮影距離 | 0.17m |
フィルター径 | 52mm |
マウント | マイクロフォーサーズ |
価格 | 7万〜8万くらい |
焦点距離は25mmということで、35mm換算で約50mmになります。
これは、いわゆる標準的な画角と言われる画角の焦点距離ですね。
ちょうど人の目で見ている距離とも言われます。
写真界隈では、とりあえず50mmを極めよう!というぐらい、標準的な焦点距離になります。
絞りはF0.95と、とても明るいレンズです。
F0.95なのに10万円以下で購入できるってコスパ最強ではないですか!?
開放ではほぼ撮りませんが、F2.8ぐらいにしたときの程よい柔らかさとシャープネスが心地いいんですよ。
フォーカスは、マニュアルフォーカス限定です。
オートフォーカスは付いていません。
そもそもBMPCC4Kは、ほとんどマニュアルフォーカスで運用するのでこれは全く問題ないです。
価格帯は7万〜8万くらいで購入できますね。
中古だと6,7万円付近のものが多いです。
Voightlander NOKTON 25mm F0.95の特徴
Voightlander NOKTON 25mm F0.95の特徴を見ていきましょう。
柔らかな描写
特徴はやはり、オールドレンズのような柔らかな描写が一番ではないでしょうか。
NOKTON=ヨーロッパ地方の古い言葉で『夜』を意味する。
ことからも、夜の描写が抜群に良いです。
特筆すべきは、F0.95という非常に明るいレンズだということです。
開放〜F2.8付近でのボケの質感は高級感があり、上品です。
軽くてコンパクト
あとは、軽くてコンパクトというのも高ポイントです。
気軽に持ち出してスナップできるので、普段のスナップ撮影に重宝します。
Voightlander NOKTON 25mm F0.95の作例
Voightlander NOKTON 25mm F0.95の作例をいくつかご紹介します。
この作品は、人物を入れたポートレートムービーですが、逆光時の柔らかさと肌の質感が最高ですね。
ほとんどF2.8付近で撮ってたと思います。
これは、尾道の風景メインのスナップムービーですね。
発色が良く、自然にシネマティックになるんですよね。
やっぱり逆光の写りがいいんですよね〜。
『Voightlander NOKTON 25mm F0.95』の動画でのレビュー&作例
現在、動画撮影で使用しているカメラ『BMPCC4K』。使っているレンズの一つに『Voightlander NOKTON 25mm F0.95』があります。 そこで今回...
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Art
そして2本目はこちらのレンズ『SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Art 』です。
このレンズは、APS-Cレンズの中でも神レンズと名高いレンズで、BMPCC4Kで使っている人も大変多いです。
どんなレンズなのか、見ていきましょう!
【レビュー】SIGMA 18-35mm F1.8 ARTレンズを1年使ってきた感想
映像クリエイターの間で、大変人気のレンズの一つとして名高い『SIGMA 18-35mm F1.8 Art DC HSM』。僕もお気に入りのレンズの一つですが、約1年間使い続けて...
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Art のスペック
焦点距離 | 18-35mm |
絞り | F1.8通し |
フォーカス | マニュアル・オート |
最短撮影距離 | 0.28m |
フィルター径 | 72mm |
価格 | 6万〜8万くらい |
焦点距離は、18-35mmの幅域のズームレンズです。
絞りはズームレンズでは珍しいF1.8通しで、全ての焦点距離域でF1.8の絞りを使用できます。
オートフォーカスも備えていますが、BMPCC4Kではほぼマニュアルでの運用になります。
価格は最近落ちてきていて、中古では6万円前後で取引されていますね。
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Art の特徴
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Artの特徴を見ていきましょう。
シャープな描写性
SIGMAのレンズらしく、キレのいいシャープさが一つの特徴になります。
かといってカリカリというわけではなく、ほどよく柔らかさもあります。
ボケの質感も高級感があり、スムーズで自然なボケ感ですね。
F1.8通し
なんといっても、全ズーム域でF1.8まで開けて撮影できるのも特徴の一つです。
このクラスのレンズは基本10万〜20万円はするのですが、このレンズは新品でも7~8万円で購入できます。
このレンズの注意点
このレンズを使うにあたっての注意点があります。
それは、レンズマウントです。
このレンズは、MFT(マイクロフォーサーズ)のマウントはありません。
なので、BMPCC4Kで使う場合、マウントアダプターが必要になります。
そのマウントアダプターの中でも『スピードブースター』と呼ばれる電子接続が出来るアダプターの使用をおすすめします。
スピードブースターを使うと、なんと焦点距離も0.71倍(広くなる)になり、絞りも一段明るくなるんです!
僕が使用しているのはこちら↓
補足説明
EFマウントのレンズとBMPCC4Kで使用できます。
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Art の作例
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Artの作例をいくつかご紹介します。
こういった風景映像にはすごく合いますね。
描写力の高さが伺えます。
まとめ
以上、BMPCC4Kで使用しているレンズを2つご紹介しました。
今回ご紹介したレンズはどちらも非常に人気のレンズなので、
是非、参考にしてみてくださいね。
今回ご紹介した商品はこちら
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