映像クリエイターの間で、大変人気のレンズの一つとして名高い『SIGMA 18-35mm F1.8 Art DC HSM』。
僕もお気に入りのレンズの一つですが、約1年間使い続けてきたのでレビューをすることにしました〜!
結論を申し上げると、買って損はないレンズですよ。
今回は、メリットからデメリットまでを完全網羅しましたので、是非ご覧ください。
動画でもレビューしてます↓
SIGMA 18-35mm F1.8 ART
出典:SIGMA公式
『SIGMA 18-35mm F1.8 Art DC HSM』が発売されたのは、意外にもかなり前である2013年です。
もう8年前(2021年現在)のレンズなんですね。
世界初!という、ズーム全域で絞りF1.8通しで撮影できるレンズとして話題になりました。
通常、ズームレンズの絞り通しレンズは、F2.8までのものが多いのですが、これは何段も小さいF値である1.8を実現。
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Art のスペック
焦点距離 | 18-35mm |
絞り | F1.8-F16 |
フォーカス | マニュアル・オート |
最短撮影距離 | 0.28m |
フィルター径 | 72mm |
マウント | シグマ SA マウント ニコン F マウント キヤノン EF マウント ソニー A マウント |
価格 | 6万〜8万くらい |
SIGMA 18-35mm F1.8 ARTのメリット
『SIGMA 18-35mm F1.8 Art DC HSM』のメリットを見ていきましょう!
シャープな描写性と表現力
SIGMAのレンズらしく、キレのいいシャープさが一つの特徴になります。
かといってカリカリというわけではなく、ほどよく柔らかさもあります。
ボケの質感も高級感があり、スムーズで自然なボケ感ですね。
Artシリーズならではの、映画的な表現力も人気が高い理由の一つです。
F1.8通し
なんといっても、全ズーム域でF1.8まで開けて撮影できるのも特徴の一つです。
このクラスのレンズは基本10万〜20万円はするのですが、このレンズは新品でも7~8万円で購入できます。
インナーズームを採用
『SIGMA 18-35mm F1.8 Art DC HSM』は、インナーズームを採用しています。
通常のズームレンズは、ズームを変えると全長が伸びたりするのですが、このインナーズームとは、ズームを変化させた時に全長に変化がない機構になります。
SIGMA 18-35mm F1.8 ARTのデメリット
次に『SIGMA 18-35mm F1.8 Art DC HSM』のデメリット部分も見ていきましょう。
大きさと重量
SIGMAのARTシリーズ全てに言えることなんですが、『大きくて重い』というところがあります。
重量は810gもあります!
小さなカメラボディーの場合は、重心が前に来るのでバランスが悪くなってしまいますね。
SIGMA 18-35mm F1.8 ARTをBMPCC4Kで使う
僕は現在このレンズを『BMPCC4K』で使用しています。
BMPCC4Kはマイクロフォーサーズマウントなので、このレンズに合うマウントはないんですね・・・。
そこで、マウントを合わせるためのマウントアダプターを使用します。
中でもおすすなのが『スピードブースター』というものです。
電子接点が付いているので、オートフォーカスや絞りをカメラ側で制御できます。
僕が使用しているのはこちらのスピードブースター↓
補足説明
レンズのマウントはEFマウントになります。
このスピードブースターを使うと、焦点距離が0.71倍になり、最大F値が一段明るくなるという特徴があります。
BMPCC4KでEFレンズを使う!スピードブースターとは何なの?
僕は現在『BMPCC4K』というシネマカメラを使用していて、使用しているレンズの一つに『SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM ART』があります。 この...
SIGMA 18-35mm F1.8 ART使いのクリエイター
『SIGMA 18-35mm F1.8 Art DC HSM』はプロの現場でも使われているほど信頼性の高いレンズです。
プロのクリエイターでも使ってる人が多いのも頷けます。
そこで、このレンズを使っているクリエイターをご紹介!
Of Two Lands
YouTubeで約2.7万人の登録者を獲得している、オーストラリアのFilmmaker『Of Two Lands』です。
主にトラベルムービーやドキュメンタリー系の映像を制作しています。
Sjoerd Wess
YouTubeで登録者を6000人以上獲得している、Filmmaker『Sjoerd Wess』です。
主にドキュメンタリー系やネイチャー系の映像を制作しています。
James Matthews
YouTubeで登録者を約24万人獲得しているイギリス?のFilmmaker『James Matthews』です。
SIGMA 18-35mm F1.8 ARTの作例
ここからは、僕自身がこのレンズで撮影した作例をご紹介します。
SIGMA 18-35mm F1.8 ARTを使ってきた感想
『SIGMA 18-35mm F1.8 Art DC HSM』を約1年使ってきた感想ですが、
確かに持ち出すのが億劫になる大きさや重量の問題はありますが、18-35mmのズームレンズでF1.8の描写性と表現力は素晴らしいです。
焦点距離もちょうどよく、仕事の案件ではこれ1本あれば事足ります。
おそらく今後もずっと使っていくことになると思います。
まとめ
以上、『SIGMA 18-35mm F1.8 Art DC HSM』のレビューを行ってきました。
本当にいいレンズなので、迷っている方は今回のレビューを参考にしてみてください。
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