僕は現在『BMPCC4K』というシネマカメラを使用していて、使用しているレンズの一つに『SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM ART』があります。
このレンズは、APS-CのEFマウントなので、BMPCC4Kで使うためにはマウントアダプターを使用する必要があります。
マウントアダプターには種類があるのですが、僕が使っているのはCommliteから発売されている『スピードブースター』と呼ばれるマウントアダプターになります。
今回は、このスピードブースターについてお伝えしていきたいと思います。
Blackmagic Pocket Cinema Camera(BMPCC4K)のマウント
出典:Amazon
BMPCC4Kのレンズマウントは、MFT(マイクロフォーサーズ)マウントです。
マイクロフォーサーズといえば、パナソニックやオリンパスのカメラマウントとして有名ですね。
安価で購入できるのが特徴のマウントです。
スピードブースターとは
『スピードブースター』とは、マウントアダプターの種類のひとつです。
異なるマウントのカメラとレンズを装着するためのもので
電子接続が出来、オートフォーカスを制御できたり、絞りをカメラ側で変更できたりします。
特徴として以下のことが挙げられます。
レンズの焦点距離が広くなる。
ん?どういうこと?と思われるかもしれませんね。
スピードブースターは、内部にレンズが搭載されており、Commliteのスピードブースターの場合(メーカーによって違う)レンズの焦点距離が0.71倍になります。
出典:Amazon
通常のマウントアダプターで『SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM ART』を使用した場合、マイクロフォーサーズだと約2倍の焦点距離になるので、35mm換算で
焦点距離 36-70mmになります。
ですが、このスピードブースターを使用すると焦点距離が0.71倍になるので、35mm換算ですと
焦点距離 18-35mm×o.71×2(M4/3センサー比率)=約26-50mmとなります。
絞りが一段明るくなる
スピードブースターを使った場合のもう一つの特徴として、絞り(F値)が一段明るくなるというのがあります。
『SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM ART』の場合だと、最大絞り値がF1.8からF1.2まで明るくなりました!すごい!
いや、一段どころか2段明るくなってないかな・・・。
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スピードブースターの種類
このスピードブースター、今回ご紹介したCommliteのとは別のメーカーも出しています。
代表的なので言えば、Metabonesのスピードブースターですね。
Commliteは3万円以下で購入できるのに対し、このMetabonesは、約10万円という高さ!!
僕個人の意見だと、Commliteのスピードブースターでも問題ない感じです。
Commliteより少し安めのViltroxのスピードブースターも使ってる人たまに見ます。
まとめ
ということで、今回は『スピードブースター』についてご紹介してきました。
『BMPCC4K』と『SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM ART』の組み合わせで運用するときには、必須だと思いますので参考にしてみてください。
今回紹介した商品
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