どーも、ギダッチです。
FUJIFILMから発売されている、Xマウントフジノンレンズ『XF56mm F1.2 R』。
このレンズ、2種類種類があるのをご存知ですか?
まず、『XF56mm F1.2 R 』というレンズ。
そして、『XF56mm F1.2 R APD』というレンズ。
両者の違いは、「APD」という文字があるかないかです。そして、両者の値段は、約5万円の違いが出ています!
そこで今回は、この「APD」とは何なのかについて、掘り下げたいと思います。
「APD」とは何なの?
「APD」とは、アポダイゼーションフィルター(APDフィルター)のことなんです。
『XF56mm F1.2 R APD』というレンズは、このフィルターがついているレンズのことなんですね。
では、このアポダイゼーションフィルター(APDフィルター)とは何なのでしょうか?
以下、FUJIFILM公式サイトの引用です。
APDフィルターは、前ボケ・後ボケのどちらも柔らかいボケを生成できるフィルターで、理想的なボケ味を得ることができ、卓越した写真画質と立体感のある表現が可能となります。
APDフィルターとは、中心部の透過率は高く、周辺部に向かって透過率が低くなるフィルターです。自由なグラデーション特性を作ることが出来る
APDフィルターの主な特長
(1)ピントが合った部分の解像度や画質はそのままで、ボケ像の輪郭のみが柔らかくなります。
(2)明るい開放絞りほど、大きな効果が得られます。
(3)APDフィルターにより、画面の周辺光量が減ることはありません。
(4)APDフィルターにより、AE/AWBに対する影響はありません。
(5)APDフィルターの影響で像面位相差AFは使用出来ません。AF動作は自動的にコントラストAFとなります。
要約すると、柔らかなボケを実現するフィルターということですね。(要約しすぎ)
フィルターあり、なし時のボケの具合
2段目の文字が、APDフィルターなしで、3段目がAPDフィルターありのボケの具合です。
こう見ると、APDフィルターありの方が、ボケがなだらかですよね。
こちらの画像で、より実践的な違いが見れます。画像はFUJIFILMさんから引用しています。
こちらは、APDフィルターありの作例です。
APDフィルターありの方が、たしかに柔らかい印象になりますね。
拡大画像は、FUJIFILM公式サイトで確認してみてください。
https://fujifilm.jp/support/digitalcamera/knowledge/lens/apd/index.html
まとめ
フジノンレンズ『XF56mm F1.2 R APD』にある「APD」の謎がわかっていただけたと思います。
両者の違いを認識して、後悔のないレンズ選びをしてくださいね。
では、今回はこの辺で。
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