

デジタルカメラで動画を撮影するときに、NDフィルターが必要だということは、みなさんも聞いたことがあるかもしれません。
そんな今回は、なぜ動画撮影にNDフィルターが必要なのかについてお話していこうと思います。
参考になれば幸いです。
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カメラにおけるフレームレートとシャッタースピードについて

普段あまり意識はしませんが、動画は静止画の集まりで出来ています。
1秒間の間に、どれだけの静止画を撮影するかという設定を、fpsという値で設定することが出来ます。
これが、フレームレートです。
・24fps
・30fps
・60fps
・120fps
このような数値で設定することが出来ます。
これは、カメラによって設定できるfpsが限られてきます。
例えば、僕が所有しているSONY α7ⅱでは、
・24fps
・30fps
・60fps
までしか設定することが出来ません。
次にシャッタースピードについてですが、動画撮影におけるシャッタースピード値は、fpsの1/2倍の数値にするほうがいいと言われています。
例えば、24fpsなら1/50秒にするといいのですが、関東と西日本で数値が変わってきます。
というのも、電気系のものを撮るときに”フリッカー現象”という現象が起きるのを防ぐために、関東では1/50秒、西日本では1/60秒で設定しましょう。
この数値が動画を適度にブレさせてくれるんですね。
動画の場合は、適度にブレたほうが自然な感じになるので、良いといわれています。
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動画撮影になぜNDフィルターが必要なのか

そんなこんなで、動画撮影になぜNDフィルターが必要なのかということです。
先ほどの原理で、fpsの2倍のシャッタースピードに設定した場合・・・
晴れた日中では、シャッタースピードを遅くしてしまうと、映像が明るくなりすぎてしまいます。
「だったら、F値を絞ればいいじゃないか。」
ということになりますが、絞りはボケ味という、表現するために必要な要素なので、自由に変更できないと不便です。
そこで、NDフィルターというフィルターをレンズに付けて、サングラスのように光の量を減らすことで、シャッタースピードを遅くしても適正露出を得られるようにします。
おすすめのNDフィルター
それでは、おすすめのNDフィルターをご紹介していきます。
なかでも、おすすめなのが「可変式NDフィルター」というもので、これは一つでフィルターの濃度を変更できるという大変すぐれたものになります。
K&F Concept ND2-ND32フィルター
まずは、僕も使用しているNDフィルター「K&F Concept ND2-ND32フィルター」
ND2-ND32までの濃度を調節できる可変式NDフィルターで、可変式NDフィルターの中でも安価なのがうれしいです。
可変式NDフィルターは、ムラが出るものもありますが、このフィルターはそれがないと評判です。
映像クリエイターの、TV DAIGENさんも使用しているとのことです。
NiSi 可変NDフィルター VARIO
Cinematic Vlogで有名なYouTuber、AUXOUTさんも使用しているというNDフィルター「NiSi 可変NDフィルター VARIO」。
ND32-ND500という幅広い濃度を調節できるので、日差しの強いときにおすすめです!
まとめ
はい、ということで今回は、動画撮影になぜNDフィルターが必要なのか?というテーマでお話ししてきました。
NDフィルターを使用して、素敵な動画を作っていきましょう!
では。








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