これから動画撮影をやっていきたい方に向けたシリーズの第一弾【FPSについて】をお伝えしていきます!
しっかり学んでいきましょう。
【FPS】って何?
1秒間の間に、どれだけの静止画を撮影するかという値を、FPS(frames per second)で表します。
フレームレートとも呼ばれます。
・24fps
・30fps
・60fps
・120fps
このような数値で設定することが出来ます。
これは、カメラによって設定できるFPSが限られてきます。
例えば「24fps」の場合、1秒間に24枚の静止画が撮影されることになります。
数値が高くなるに従い、滑らかな動画になりますが、不自然な動きになります。
一番自然な値は、「24fps」と言われています。
ちなみに映画では「24fps」、テレビは「30fps」が主に用いられています。
ですので、映画のような雰囲気を出したい時は「24fps」を選択するといいです。
【FPS】の数値の違いについて
FPSについてはわかったけど、具体的にどう違うのか気になりますよね。
FPSの数値による違いを比較した動画をご用意しました↓
各シャッタースピードは、以下の通りです。
・24FPS= 1/48秒
・30FPS= 1/60秒
・60FPS= 1/120秒
こうやって比較してみると、「24fps」は自然なブレ感なのに対し、「60fps」は滑らかではありますが、不自然な感じになると思います。
わかりにくい場合は、一時停止してみてください。
よりハッキリすると思いますよ。
【FPS】と【シャッタースピード】の関係性
先ほども少し触れましたが、【FPS】と【シャッタースピード】は密接な関係があります。
自然な動きにするには、
フレームレートの2倍の数値がシャッタースピードの分母になれば自然なブレ感になります。
・24FPS= 1/48秒
という設定が自然なブレ感になります。
ですが、きっちりそうしないといけないというわけではなく、最低FPSと同じ数値にした方が良いという感じです。
動画ではシャッタースピードは基本固定にします。
【FPS】と【データ容量】について
【FPS】の数値が大きくなるにつれて、データ容量も大きくなります。
データ容量が大きくなるということは、PCでの処理もその分重くなるということです。
【FPS】と【スローモーション】について
【FPS】は、スローモーション映像を作るために避けては通れません。
映像をスローモーションにするには、撮影時に『60fps』で撮影し、編集ソフトのプロジェクトfpsを24fpsにします。
そして、撮影した素材の再生速度を落とすことで、滑らかなスローモーション映像が出来上がります。
ちなみに、Blackmagic Pocket Cinema Cameraには『オフスピードフレームレート』という機能があり、撮影時にスローモーションで撮影、再生が出来ます。
DaVinci Resolveでの編集では、ソフトで再生速度を変えることなく、スローモーションになります。
まとめ
以上、動画撮影の【FPSについて】解説してきました。
では、また。
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