マニュアルフィルムカメラの使い方や作例をご紹介!

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どーも、ギダッチです。

最近になって、さらにフィルムカメラに興味を抱く方が多くなってきている印象があります。

 

わたくしもフィルムカメラは大好きで使っているんですが、最初は全く使い方がわからなかったんですよね。
カメラに詳しい知り合いの人に聞いてなんとか覚えていった感じです。

 

そんな今回は、これから一眼レフのフィルムカメラを始めたいけど、使い方がわからないという方に向けた記事を書いていこうと思います。

 

フィルムカメラには、いろいろな種類がありますが、今回は通常使われることの多い「35mm版マニュアル一眼レフフィルムカメラ」をご紹介します。

 

今回は、自分が持っている「MINOLTA X-700」というフィルムカメラを例に出していますが、カメラによって詳細な使い方は異なります。

あくまでも、おおよそのフィルムカメラの基礎を学んでいただきたいと思います。

よろしくどうぞ!

フィルムカメラの使い方 その① ”フィルムを入れよう”

まず、カメラにフィルムを入れましょう。

下の写真のような、左上部にある「巻き戻しクランク」と呼ばれる箇所の先端を上に引っ張ってください。
そうすると、裏の蓋が開きます。

 

カメラによって、「巻き戻しクランク」の引っ張り方は違ってきますので注意してください。
ノブを押したまま引っ張るなどの機種もあります。

そして、フィルムの先端が出ているほうが右側に来るようにして、フィルムを入れます。

巻き戻しクランク」を下に押して引っ込めます。

そして、フィルムの先端を指で、右側のロールの部分まで引っ張ってください。

その右側にあるスプールの溝にフィルムの先端を差し込みます。
※このスプールは、カメラによって形状が異なりますが、溝があるのは一緒です。

このまま、巻き上げレバーを巻きます。

上の写真のような状態になればOKです。
そして、裏蓋を閉めます。

そして、「フィルムカウンター」と呼ばれる、フィルムのコマ数をカウントする部分を「1」に来るまで、巻き上げてシャッターを切ります。

これで、写真を撮る準備ができました。

フィルムカメラの使い方 その② ”撮影モードについて”

各カメラによって違ってきますが、カメラには露出を決定をするためのモードがあります。

 マニュアルモード(M)
絞り優先モード(A)
シャッタースピード優先モード(Tv)
プログラムAEモード(P)

今回の「MINOLTA X-700」では、絞り優先モードプログラムAEモード、マニュアルモードがあります。

マニュアルモード

マニュアルモードとは、「絞り」や「シャッタースピード」を手動で設定して露出を決めるモードです。
明るさを自分で調整したいときに使います。

絞り優先モード

絞り」を自分で設定して、「シャッタースピード」はカメラが自動で決めてくれて適正な露出を計ってくれるモードです。
だいたい「A」や「Av」と表示される事が多いです。

シャッタースピード優先モード

シャッタースピード」を自分で設定して、「絞り」はカメラが自動で決めてくれて適正な露出を計ってくれるモードです。
だいたい「Tv」と表示される事が多いです。

プログラムAEモード

プログラムAEモードとは、「絞り」や「シャッタースピード」をカメラが自動で設定して露出を決めてくれるモードです。
明るさを自分で調整しなくていい、というメリットがあります。

始めたばかりの時は、プログラムAEモード絞り優先モード(なければシャッタースピード優先モード)がおすすめです。

フィルムカメラの使い方 その③ ”ISO感度設定”

フィルムを入れたら、カメラのISO感度を設定しましょう。

ISO100のフィルムを入れたら、100に合わせる、と言った感じです。

このカメラで言うと、赤枠の「100」と書かれた部分です。
ここのダイヤルを、上に引っ張りながら回すと数値を変えれます。(カメラによってやり方は違ってきます。)

フィルムカメラの使い方 その④ ”シャッタースピードと絞り”

写真の表現に関わってくる、「シャッタースピードと絞り」を設定しましょう。

絞りとは

レンズには、光を取り込む量を変えるための「絞り羽根」というものが付いており、この「絞り羽根」を大きくしたり小さくしたりして、レンズからの光量を調節しています。

この絞り(F値ともいう)は、数値化されていて、数値が小さくなるにつれて、光を取り込む量は大きくなります。(絞りの幅は広くなる)
反対に数値が大きくなるにつれて、光を取り込む量は小さくなります。(絞りの幅は狭くなる)

フィルムカメラの場合は、レンズに「絞りリング」が付いていて、このリングを回して絞りを調節します。

絞り数値の変化による、写りの違いについてご説明します。

絞り値が小さくなればなるほど、ピントの合う範囲が狭くなります。
よって、背景がボケやすくなるんですね。

反対に、絞り値が大きくなればなるほど、ピントの合う範囲が広くなります。
ボケにくくなるんですね。

シャッタースピードとは

フィルムカメラに限って説明すると、フィルムの前に(レンズ側)シャッター幕というものがあります。
シャッターを切ると、このシャッター幕が開いてフィルムに光を取り込み、像を写します。

そのシャッター幕が開く時間を「シャッタースピード」と言います。

多くのマニュアルフィルムカメラでは、上部右側に「シャッタースピードダイヤル」があります。
ここを変更して調節します。
「1000」や「500」と書かれた数値ですね。

この「シャッタースピード」の数値を変えるのは、だいたいマニュアルモードシャッタースピード優先モード使用時になりますね。

フィルムカメラの使い方 その⑤ ”ピントを合わせよう”

お次に、被写体のピントを合わせましょう。

レンズには、ピントリングなるものがあります。
ここを回して、ファインダーを見ながらピントを調整します。

フィルムカメラの使い方 その⑥ ”シャッターを切ろう”

やっと、シャッターを切るときが来ましたね。

ピントを合わしたら、「巻き上げレバー」を右いっぱいに巻いて、シャッターを切ります。

フィルムカメラの使い方 その⑦ ”フィルムを巻き戻そう”

フィルムの枚数を撮り終わると、レバーが回らなくなります。
そうしたら、フィルムを巻き戻していきます。

まず、カメラの底にシルバーの小さいボタンがあります。(これは、カメラによっても違ってきます)
このボタンを押してください。

その状態で、左上部の「巻き戻しクランク」の取っ手を起こします。

そして、その取っ手を持ち、矢印の方向に回していきます。

しばらく回していくと、途中で軽くなると思います。
重みがなくなり、回しても手ごたえが感じなくなったらOKです。

最初のフィルムを入れるときのように、裏蓋を開けてフィルムを取り出します。

このフィルムを取り出して、現像に出しましょう。

一眼レフ・フィルムカメラで撮った作例

マニュアル一眼レフ・フィルムカメラで撮影した作例をご紹介します。

 

 

フィルムカメラの使い方 まとめ

いかがでしたでしょうか?

マニュアルフィルムカメラの使い方や作例をご紹介してきました。

素敵なフィルムカメラライフを送ってくださいね。

何かわからないことがあれば、お気軽にコメントください!

では、今回はこの辺で。

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広島県東部を拠点に活動するビデオグラファー。 このブログでは、カメラ・写真・映像に関することを発信していきます。