こんにちは、ギダッチです。
わたくしは、デジタルカメラに『FUJIFILM X-T1』を使用しております。
FUJIFILMのXシリーズのカメラには、フィルムシミュレーションという色味を変更して撮影できる機能があります。
このフィルムシミュレーションが、FUJIFILMの色を決定付ける要素になっていて、カメラを購入する1つの理由にもなるくらいの機能です。
そこで今回は、フィルムシミュレーションの各プリセットをご紹介していきたいと思います。
FUJIFILMのフィルムシミュレーションとは
FUJIFILM Xシリーズのデジタルカメラに搭載された、フィルムを選択するように色調や階調をコントロールする機能です。
撮影するときに設定します。
『X-T1』で使用できるフィルムシミュレーションは、全11種類ありますね。
※X-T2、X-T20では「ACROS」が、X-T3、X-H1では「ETERNA」が追加されています。
各フィルムシミュレーション
ここからは、「FUJIFILM X-T1」で使用できる、各フィルムシミュレーションをご紹介していきます。
どういった違いがあるのかを見ていきましょう。
【Provia】
こちらの【Provia】は、FUJIFILMが販売するリバーサルフィルムのシミュレーションです。
スッキリとした印象の色合いですね。
標準的な発色と階調で、人物・風景など幅広い被写体に適します。
【Velvia】
こちらの【Velvia】は、FUJIFILMが販売するリバーサルフィルムのシミュレーションです。
彩度が強めで鮮やかな色合いですね。
高彩度な発色とメリハリある階調表現で風景・自然写真に最適です。
【ASTIA】
こちらの【Astia】は、FUJIFILMが販売していたリバーサルフィルムのシミュレーションです。(すでに販売終了)
彩度が抑え目で落ち着いた色合いですね。
落ち着いた発色とソフトな階調でしっとりとした表現に適します。
【クラッシッククローム】
こちらの【クラシッククローム】は、実際に販売されているフィルムではないのですが、レトロな雰囲気でストーリーを感じさせる色味が特徴です。
発色を抑え、暗部のコントラストを高めることで落ち着いた表現に適します。
【PRO Neg.Hi】
こちらの【Pro Neg.Hi】は、カラーネガフィルム「NS160」をシミュレーションしたモードです。
人肌の階調が素晴らしくメリハリの効いた写りです。
コントラストを高めた、ややメリハリのあるポートレートに適します。
【PRO Neg.Std】
こちらの【Pro Neg.Hi】は、カラーネガフィルム「NS160」をシミュレーションしたモードです。
「Pro Neg.Hi」より、柔らかい写りの印象です。
やわらかな階調で、肌色の質感を再現したいポートレート撮影に適します。
【モノクロ】
こちらの【モノクロ】は、白黒フィルムのシミュレーションモードです。
モノトーンの表現を活かした印象的な仕上がりの撮影に適しています。
【モノクロ+Yeフィルター】
こちらの【モノクロ+Yeフィルター】は、実際にあるモノクロ用のイエローフィルターを付けた状態をシミュレーションしたモードです。
被写体のコントラストをやや強調した表現に適しています。青空が少し濃くなります。
【モノクロ+Rフィルター】
こちらの【モノクロ+Rフィルター】は、実際にあるモノクロ用のレッドフィルターを付けた状態をシミュレーションしたモードです。
被写体のコントラストを強調した表現に適しています。青空が濃くなります。
【モノクロ+Gフィルター】
こちらの【モノクロ+Gフィルター】は、実際にあるモノクロ用のグリーンフィルターを付けた状態をシミュレーションしたモードです。
唇や肌などの調子が出る階調表現で、ポートレートに適しています。
【セピア】
こちらの【セピア】は、セピア風のトーンを作り出すシミュレーションモードです。
ウォーム調の色合いであたたかみのある雰囲気の表現に適しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「FUJIFILM X-T1」で使用できる、各フィルムシミュレーションをご紹介しました。
富士フイルムのフィルムのノウハウが注がれた「FUJIFILMの色」を作り出す、フィルムシミュレーション。
撮って出しでも雰囲気ある仕上がりになりますよ。
では、今回はこの辺で。
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