”伝説の写真家”ソール・ライターの写真集「Early Color」レビュー

写真家



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写真家・ソール・ライターとは


出典:Wikipedia

ソール・ライター(Saul Leiter、1923年12月3日 – 2013年11月26日)は、1950年代からアメリカにてファッション・カメラマンとして一線で活躍した写真家であり、そのかたわらニューヨークのストリートを約50年にもわたって撮影してきた写真家でもあります。

1940年代から本格的に白黒フィルムで写真を撮り始めたライターですが、40年代後半からカラーフィルムで写真を撮るようになります。

当時のアート写真界では、白黒写真こそがアートだ!という風潮が根付いていたらしく、ライターの写真は批判もあったらしいのですが、それでもカラーで撮ることにこだわり続けました。

それもあって「カラー写真のパイオニア」とも呼ばれています。

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ソール・ライターの写真の特徴

ソール・ライターの写真の特徴はいくつかあります。それぞれご紹介していきます。

ハイセンスな色彩感覚

 

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ソール・ライターは、絵画をやっていたということもあり、色彩感覚にとても優れていました。
写真の中の色の配置の仕方など、見るものをハッとさせる色使いが特徴のひとつです。

 

ストーリー性のある大胆な構図

 

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望遠レンズを使用していたとされる、街のあるシーンの一部を切り取った大胆な構図もひとつの特徴です。
独特なストーリー性を醸し出しています。

抽象的な表現

 

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ソール・ライターの写真には、ガラス窓やミラーを利用した写真が多いです。
その反射面に人物などを入れて、あえてピントを外して撮るという手法が、、抽象的なドラマティックさを加えています。

 

ソール・ライターの写真集【Early Color】

この『Early Color(アーリー・カラー)』という写真集は、2006年にドイツの「シュタイデル社」から刊行されました。
シュタイデル社というのは、世界的にも有名な出版社であり、美しい本を作る人として認知されている人物です。

たまたまソール・ライターの展覧会に訪れた、シュタイデルが写真を見てこの写真集の出版が決まりました。

この写真集がキッカケで、ソール・ライターの名前は一気に世界的に広がり、世界各国で展覧会が行われ、次々に写真集を出したりと世界を熱狂の渦に巻き込んでいきます。

2006年当時、ソール・ライターは80歳を越えていました。遅れてきたサクセス・ストーリーですが、本人はあまり注目されたくなかったようです。

そういうところも魅力の1つなんですよね。

「Early Color」の中の様子

この写真集の中を見ていきましょう。

紙は光沢のある薄い用紙が使われています。

半面に写真が、その半面に英語の文章が書かれています。
写真のしたには、タイトルと撮影年が記載されています。

印刷の色合いですが、ネットで見る色味とは少し違うものもあり、どちらが本当の色かはわかりません。

ソール・ライターの使用カメラ

ソール・ライターの使用していたカメラは、複数あるようですが、主に使っていたのは「Leica(ライカ)」のレンジファインダー機だったようです。

「Leica M4」との声もありますが、色々変えていたようですね。

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まとめ

以上、ソール・ライターの写真集『Early Color』をご紹介してきました。
今では、SNSなどで写真を見ることが多いと思いますが、こういったアナログな紙で写真を見るというのも良い体験だと思います。

1950年代のニューヨークも感じられるのでおすすめですよ。

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余談

2020年1月9日~3月8日まで、東京・渋谷の「Bunkamura ザ・ミュージアム」にて、ソール・ライターの写真展が行われます。

写真家ソール・ライター展Ⅱ(仮称)

会期:2020年1月9日〜3月8日
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F
開館時間:10:00〜18:00(金土〜21:00)※入館は閉館の30分前まで
休館日:未定
料金:一般 1500円 / 大学・高校生 1000円 / 中学・小学生 700円

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