安価で手に入れられるシネマカメラ【Blackmagic Pocket Cinema Camera】が普及したことにより、映画のようなクオリティーで撮れるシネマカメラに魅了される人が続出しています。
とはいっても、今までスチールカメラしか使ってこなかった人達も多いと思います。
シネマカメラでしかない機能もあるので、迷いますよね。
そんな今回は、『シャッターアングル』について掘り下げていきたいと思います。
シャッターアングルとは
『シャッターアングル』とは、映像のフィルムカメラ時代から採用されているシャッター規格です。
かつてはシャッターを切るために回転ディスクを回転させることで、光の調節をしていました。
出典:ちらし寿司
このように、サークルの開いている角度を変えることで、露出時間を変えていたんですね。
補足説明
角度が広くなればなるほど、露出時間が長くなります。(シャッター速度が遅くなる)
これが、シャッターアングルを現す値になります。
『180度』が一番自然なアングルと言われていて、適度なモーションブラーを得られます。
例えば、24FPSの場合、シャッタースピードで表すと『1/48』(フレームレートの2倍の数値)になります。
ちなみにBMPCC4Kでは、設定でシャッタースピードかシャッターアングルかを決めることができます。
シャッタースピードとは
反対に『シャッタースピード』とは、スチールカメラで用いられるシャッター規格です。
シャッター幕を降ろす速度で、露出時間を制御できます。
1/5、1/24、1/48
このような数値で表されます。
この数値が上がるにつれて、ブレがなくなり、止まったような動きになります。
下記の画像が非常にわかりやすかったので、引用させていただきました。
出典:6666666
シャッターアングルとシャッタースピードどっち?
『シャッターアングル』についてわかったけど、どっちを使うのがいいの?
と思うと思います。
結論から言うと、”どちらでも問題ない”ということになります。
どちらを使っても最終的な結果は同じなのです。
ですが、シャッターアングルの方は、一度角度を設定すれば、FPSによって数値を変更する必要がないので便利になります。
基本『180度』にしておけば問題ないです。
まとめ
以上、『シャッターアングル』について勉強してきました。
ありがとうございました!
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