どーも、ギダッチです。
フィルムカメラ人気は、まだまだ衰えていないと思っているのですが、その中でもレンズ交換できるフィルムカメラも人気です。
今回はその中から、フィルム一眼レフカメラ『MINOLTA X-700』というカメラをご紹介します。
フィルム一眼レフカメラ『MINOLTA X-700』ってどんなカメラ?
『MINOLTA X-700』はどんなカメラなのでしょうか?
1981年に「MINOLTA(ミノルタ)」というカメラメーカーが送り出した一眼レフカメラです。
ミノルタは、のちにコニカミノルタとしてカメラ事業を行う事となるのですが、2006年に、現在カメラ業界で破竹の勢いを誇るメーカー「SONY」にカメラ事業を売却しています。
それだけ、ミノルタの技術に価値があったということですね。
そして、この『MINOLTA X-700』の特徴は、小型軽量のボディー、見やすいファインダー、プログラムAE搭載、など初心者にはもってこいのフィルムカメラなんですね。
発売年 | 1981年 |
レンズマウント | ミノルタSRマウント |
露出モード | 絞り優先AE プログラムAE マニュアル |
シャッタースピード | B、1秒〜1/1000秒(マニュアル時) 4秒〜1/1000秒(AE時) |
測光方式 | TTL中央重点的平均測光 |
ファインダー | 視野率約95% 倍率約0.9倍 |
重さ | 505g(電池別) |
電池 | SR44もしくはLR44を2個 |
『MINOLTA X-700』には、旧型と新型がありますが、今回ご紹介するのは、新型の方です。
フィルム一眼レフカメラ『MINOLTA X-700』の使い方
『MINOLTA X-700』の使い方を見ていきましょう。
フィルムを入れよう
まずは、フィルムを入れましょう。
左上部にある、「巻き戻しクランク」を引っ張って裏蓋を開けます。
そして、フィルムを、先端が右側に来るようにセットします。
「巻き戻しクランク」を、フィルムの穴にハマるように戻します。
フィルムの先端を、右側にあるスプロールに差し込みます。
こんな感じですね↑
この状態で、「巻き上げレバー」を右方向へ回しシャッターを押します。
すると、このようにフィルムが巻かれた状態になります。
フィルムの外側の穴(パーフォレーション)と、カメラの突起が合わさったのを確認してください。
そして、巻き上げレバーの横にあるフィルムカウンターが「1」になるまで、シャッターを切っていきます。
ISO感度を設定しよう
フィルムを入れたら、「ISO感度」を設定します。これは、今入っているフィルムの感度をカメラに知らせるための設定です。
「巻き戻しクランク」の部分にある、ダイヤルを持ち上げて回して設定します。
電池を入れよう
『MINOLTA X-700』は、電池を入れないとシャッターが切れません。
電池を入れるところは、カメラ底にあります。
丸いシルバーの蓋を、コインで開けてください。
すると、このような部品が出てきます。ここに電池を入れていきます。
入れる電池は、「LR44」か「SR44」という電池です。
こういう「ボタン電池」と言われる電池ですね。
文字が書かれた面を両方上にして、2個入れていきます。そして、元に戻します。
電源を入れよう
電源を入れましょう。
右上部にある、露出モードダイヤルの前面にスイッチがあります。
ここを動かして「ON」にしたり「OFF」にしたりします。
電源「ON」は2種類あるのですが、「ON」に音波マークが書かれたものは、手ぶれする可能性がある露出の時に、「ピピッ」と鳴って知らせてくれます。
通常の「ON」は、普通の電源ONの状態です。
使用しないときは「OFF」にしておきましょう。
露出を合わせよう
露出を合わせるモードは、3種類あります。
Pモード(プログラムAE)
Aモード(絞り優先AE)
マニュアルモード
Pモード(プログラムAE)
このモードは、シャッタースピードや絞り(F値)を自動でカメラ側で、適正の露出に合わせてくれるモードです。
※MDレンズ装着時で使用できます。
Aモード(絞り優先AE)
このモードは、絞り(F値)を自分で決めて、シャッタースピードをカメラ側で合わせてくれて、適正の露出にしてくれるモードです。
マニュアルモード(手動)
このモードは、絞り(F値)、シャッタースピードを自分で決めて手動で露出を合わせるモードです。
ファインダー内右側にシャッタースピード数値が表示されています。絞りを変えると、赤いランプで適正のシャッタースピードの部分を示してくれます。
このダイヤルで、モードを変えます。
「B」~「1000」までが、マニュアル時のシャッタースピード数値です。
※「B」とは、「バルブ」のことで、シャッターを押している間、シャッターが開き続けます。
PモードとAモードから、他のモードにダイヤルを切り替えるときは、右上のボタンを押しながら回します。
絞り(F値)はレンズ側で絞りリングを回して設定します。
ピントを合わせよう
ファインダーを見ながら、レンズのピントリングを回してピントを合わせます。
シャッターを切ろう
露出が決まり、ピントが決まれば、フィルムを巻き上げて、シャッターを切りましょう。
フィルムを巻き戻そう
枚数分撮りきったら、「巻き上げレバー」が回らなくなります。
そうしたら、フィルムを巻き戻しましょう。
まず、カメラ底にある、シルバーのボタンを奥に押し込みます。
その状態で、「巻き戻しクランク」の取っ手を起こして、矢印の方向へ回していきます。
しばらく回していくと、引っかかった感じがすると思いますが、そのまま回すと軽くなります。そうなったら取り出してもOKです。
裏蓋を開けて、フィルムを取り出しましょう。
フィルム一眼レフカメラ『MINOLTA X-700』で撮影した作例
『MINOLTA X-700』で撮影した作例です。
レンズは、「Minolta MD 50mm F1.7」です。
フィルム一眼レフカメラ『MINOLTA X-700』のまとめ
初心者にもおすすめなフィルム一眼レフカメラ『MINOLTA X-700』をご紹介してきました。
手が出しやすいお値段なので、入門におすすめできますよ。
では、今回はこの辺で。
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