撮影前のフィルムの保管方法はどうすればいいの?

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どーも、こんにちは!ギダッチ(@oddordinary)です。

みなさんは、フィルムの保管方法はどうされていますか?

僕は、今までそんなに深く考えたことはなくて、夏場以外は常温でタッパに入れて保存していました。

 

そんな今回、フィルムの保管方法に疑問がわいたので、いろいろ調べてみました。

 

フィルム保管の重要性

フィルムは適切な温度・湿度で保管することが推奨されています。

フィルムのパッケージにも、何度以下で保存したらいいかが記載されていますよね。

高温多湿の場所で保管すると、フィルムが劣化する危険性があるんですね。

具体的には、感度の低下、感光、色の変化が起こってきます。

 

FUJIFILMの公式サイトでは、このように記載されています。

 

小箱から出したプラスチックケース入りのフィルムやパック品のフィルムの残りは、直射日光を避けて、北側等の湿度の高くない冷暗所で保管してください。

フィルムは生(なま)ものですから、性能の変化を少なくするためには、20℃以下の低温、50%RH以下の湿度のところに保管するようにしましょう。

望ましい温度条件は10~15℃くらいで、フィルムをプラスチックケースに入れておけば湿度の心配はいりません。

 

 

 

フィルム保管に適した温度・湿度

FUJIFILMの公式サイトでも言及がありましたが、温度は10~15℃くらい、湿度は50%以下で保存が望ましいということですね。

これは、ネガフィルムとリバーサルフィルムでも違ってくるのでしょうか・・・。

フィルムの種類で変わる?

フィルムには、カラーネガフィルムリバーサルフィルム(ポジフィルム)があります。

この2つで保存方法は変わるのでしょうか?

カラーネガフィルム

カラーネガフィルムは、ラティチュードが広いため、ちょっとの色変化や感度の低下はある程度補正できます。

こちらは、モノクロネガフィルム『ILFORD DELTA 3200』の箱パッケージ。

よく見ると、20℃と書かれています。

このフィルムは、温度20℃以下で保存しろ!ということですね。

 

ポイント

ラティチュードとは、色や明るさを再現できる領域のことで、「ラティチュードが広い」とは、再現性が高いということを指します。
ラティチュードが広いと、色味や明るさが適正でなくても、編集の時点で補正が可能です。

リバーサルフィルム

反対にリバーサルフィルムの場合、カラーネガフィルムに比べてラティチュードが狭いので、編集時に補正が効きません。

カラーネガフィルムよりも保管がシビアになるということですね。

こちらは、『Kodak E100 GX』という昔のリバーサルフィルムですが、パッケージには、13℃と書かれています。

このフィルムは、温度13℃以下で保存しろ!ということですね。

カラーネガフィルムに比べて、7℃も差が出ていますね。

 

フィルム愛用者はどう保存しているの?

ネットで調べていたら、FILM LOVERSというブログでの記事を発見!

短期保管は常温、中期保管は冷蔵庫、長期保管は冷凍庫。

引用:FILM LOVERS

フィルムの保管方法についてインタビューした記事ですが、答えた方はこの方法で保管しているそうです。

短期間で使用するなら常温、中期間保管するなら冷蔵庫、長期間で保管するなら冷凍庫。という感じですね。

 

私のTwitterでこんな質問をしてみました。

 

この時点で、10人の方が回答してくれて、70%、つまり10人中7人の方が常温で保存しているという回答でした。

 

冷蔵、冷凍で保存する際の注意点

常温保存なら、そのまま使用すればいいのですが、冷蔵や冷凍保存で保管した際に注意したいことがあります。

常温と冷蔵・冷凍では、温度差が激しいため、フィルムに結露が発生してしまいます。

なので、使用するときには、使用する前日に常温で置いておき、1日後に使用するといった工夫が必要になります。

 

結局、どう保管すればいいの?

結局のところ、どのようにフィルムを保管すればいいのでしょうか?

僕が出した結論は、すぐに使用する場合を除き、夏場はネガフィルム、リバーサルフィルムともに冷蔵で保存しておきます。

すぐ使用するときは、ネガフィルムの場合、常に常温でも良さそうですね。

 

ということで、フィルムの保管方法についての記事でした~。

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広島県東部を拠点に活動するビデオグラファー。 このブログでは、カメラ・写真・映像に関することを発信していきます。