みなさん、フィルムのスキャンはどうしていますか?
おそらく、現像と一緒に写真屋さんでやってもらっている方がほとんどではないでしょうか?
そんな私もその一人です。
そこで今回は、自宅でフィルムスキャンに挑戦してみようと思います。
ドイツのフィルムスキャンソフトを開発、発売する「LaserSoft Imaging」が発売する、フィルムスキャンソフトの、【Silverfast Ai Studio8】というソフトを使用してスキャンしていきます。
自宅でフィルムスキャンするメリット
自宅でフィルムスキャンするメリットはいくつかあります。
①スキャン費用を抑えられる
自宅でフィルムスキャンすれば、お店でやってもらうスキャン料金を抑えることが出来ますね。
これが毎回となれば、けっこうな節約になりそうです。
初期投資はいりますが・・・。
②自分の色を追求できる
自宅でフィルムスキャンすれば、お店の色ではなく、自分の写真の色を追求することが出来ます。
展示用にスキャンする場合など、大事なときには、自分でスキャンすれば思い通りの写真にすることもできます。
フィルムスキャンの手順
フィルムスキャンに使うもの
・フィルムスキャナー
・手袋
・ブロアー
・スキャンソフト
①スキャナーにフィルムをセット、スキャン
今回使用したフィルムスキャナーは、Canonの【Canoscan 9000F MarkⅡ】です。
スキャナーに付属している、フィルムガイドにフィルムをセットします。
ここで注意したいのが、フィルムに指紋をつけないために手袋を装着して行います。
手袋は100均で購入できるものでOKです。
そして、フィルムに付いたホコリを吹き飛ばすためにブロアーも使用します。
今回使用するフィルムスキャンソフト、Silverfast Ai Studio 8は、スキャナーと連携して使用するソフトなので、フィルムスキャナーそれぞれのバージョンが用意されています。
①フィルムをセットしたら、スキャナーの電源を入れます。
②次に、Silverfast Ai Studio 8をPC上で起動します。
③編集してスキャンしていきます。
Silverfast Ai Studio8を30日間無料体験
Silverfast Ai Studio 8のダウンロード&起動方法
ダウンロード方法
まずは、こちらのリンクからSlverFast Ai Studio 8の30日間無料体験ページに行きます。
Silverfast Ai Studio8を30日間無料体験
ご使用のスキャナーメーカーを選択します。
ご使用のスキャナー製品を選択します。
ソフトの言語を選択します。
使用OSを選択します。
『Silverfast Ai Studio8.8 Demo』という個所の【Show Download】をクリックします。
そして、『Silverfast 8 Demo』というリンクを押すと、インストールファイルがダウンロードできますので、そのファイルを起動しインストールしましょう。
Silverfast Ai Studio 8の起動方法
まず、スキャナーの電源を入れた状態で、Silverfast Ai Studio 8を起動していきます。
起動すると、こんな画像が出てくるので、右下にある「スタート」を押すと起動できます。
Silverfast Ai Studio 8のおすすめ機能
Silverfast Ai Studio 8のおすすめ機能をご紹介します。
iSRD(キズ・ホコリ除去)
「iSRD」という、キズやホコリを除去してくれる機能です。
モードを『マークする』を選択すると、画像内のキズやホコリがある個所を赤くマークしてくれます。
そして次に、モードを『補正する』にするとキズやホコリを取り除いてくれます。
iSRD適用前
iSRD適用後
見事にホコリが綺麗に除去されています。これはスゴイ!!
Negafix(ネガフィックス)
Silverfast Ai Studio 8には、【Negafix】という機能を搭載しています。
この機能は、ネガフィルムをポジティブ化してくれる機能で、この機能によって、正常な色情報でプレビューすることが出来ます。
そして、120種類ものフィルムのプロファイルを選んで色味を変更できます。
マルチエクスポージャー
Silverfast Ai Studio 8の特筆すべき機能の一つに、「マルチエクスポージャー」があります。
この意味は直訳すると、多重露光なんですが、その名の通りスキャン時に多重露光をすることによって画像のダイナミックレンジを拡大してくれる機能になります。
写真におけるダイナミックレンジとは、明るい部分と暗い部分を表現する領域のことを言います。
ダイナミックレンジが狭い写真というのは、暗い部分がつぶれたり、明るい部分が飛んでしまってる状態です。
そこにはノイズも発生します。
スキャナーにもダイナミックレンジに限界があるので、このソフト上で多重露光でスキャンすることによってダイナミックレンジを広くすることが出来る機能になります。
ダイナミックレンジを拡大すれば、これを改善でき、ノイズも低減してくれます。
実際にスキャンした写真はこちらです。
まとめ
ということで、Silverfast Ai Studio8.8を使ってフィルムスキャンに挑戦してみました!
今回初めてこうやって1枚1枚編集してスキャンしてみると、いろいろと勉強になりましたね。
自分はどんな色が好きなのかとか、シャドウやハイライトのコントラストなど、写真の勉強になりました。
自分の写真に対する思いも深まった気がします。
SilverFast製品が無償で使えるスキャナーについて
EPSONのフラットヘッドスキャナー「GT-X830」を使用している方は、無償で『Silverfast SE』という今回紹介したバージョンの廉価版が無償でインストールできますので、お持ちの方はEPSONのHPを覗いてみてください。
■「EPSON GT-X830」をご利用方のSilverFast製品のインストールはこちら
あと、今回紹介した『Silverfast Ai Studio 8』は30日間の無料体験ができます。
ダウンロードリンクを載せておきますので、気になったらお試ししてみてください。
ということで、今回は自宅でフィルムスキャンした模様を共有してきました。
今回、自分でスキャンしてみてとても楽しかったですし、1枚1枚ごとに編集していくごとに、写真への愛も深まった気がします。
是非みなさんも試してみてください。
動画でもご紹介しています!
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